浸透型補修工法研究会

ご挨拶

会長挨拶

このたび、多くの道路会社様のご協力を頂き、浸透型補修工法研究会を発足することとなりました。これもひとえに会員の皆様の本工法へのご理解、ご支援の賜物と考えております。
本浸透型補修工法は、既設の高機能舗装Ⅰ型(排水性舗装)の路面より補修材を散布・浸透させることにより、表層及び基層の補修を行う非破壊式の維持修繕工法です。従来の方法と比べ、コスト、施工スピード、環境への影響など、多くの面でメリットを有する画期的な工法です。こうした特徴が理解され、西日本高速道路株式会社との共同開発完了から2年後(2015年度)には東日本高速道路会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社の三社と国土交通省管轄の高規格幹線道路で約42,000m2の施工実績を上げるまでにいたりました。ご支援、ご協力いただきました皆様には心より御礼申し上げます。
我が国の道路関係予算は、少子高齢化に伴い社会保障費が急激に増加する中、非常に厳しいものがあります。当研究会の活動を通して、重要な社会インフラである道路の予防保全に微力ながらも貢献できればと考えます。今後ともよろしくお願いいたします。

浸透型補修工法研究会
会長 濱本 博司

浸透型補修工法に期待します

我が国の舗装は、戦後70年間、いくつかの変遷期を経て整備されてきました。その中で、80年代に開発された多孔質舗装は通気性、通水性の他にも多様な機能を有するため、高機能舗装あるいは多機能舗装と称され、高速道路や都市部の幹線道路を主体に広く採用されています。
これらは、多くの優れた機能を有していますが、一般には排水性舗装と呼ばれるように雨水を表層内部に浸透させてから基層上面を伝って路側の排水溝に導いて排水する原理から、路面排水となる通常の密粒舗装などと異なり、表層だけでなく同時に基層も損傷しやすく、重大な破壊にいたって結果として舗装寿命が短くなることがあるという問題が指摘されていました。
これまではこの問題に対して、舗装の破壊が顕著になってから打ち換えるという事後保全が行われてきましたが、今後は効果的な予防保全型補修方法の適用により、低コストで維持・修繕が可能になることが切望されます。  
このたび西日本高速道路株式会社と昭和瀝青工業株式会社により共同開発された浸透型補修工法が、当研究会の活動によりさらに改良され、広く普及することを期待しています。

大阪市立大学名誉教授
工学博士 山田 優

研究会会員(50音順)

大林道路株式会社
〒101-8228
東京都千代田区猿楽町2-8-8 
鹿島道路株式会社
〒112-8566
東京都文京区後楽1丁目7番27号
株式会社 NIPPO
〒103-0028
東京都中央区八重洲1-2-16
昭和瀝青工業株式会社
〒670-0935
兵庫県姫路市北条口4丁目26番地 
世紀東急工業株式会社
〒105-8509
東京都港区芝公園2-9-3 
大成ロテック株式会社
〒160-6112
東京都新宿区西新宿8-17-1 
日本道路株式会社
〒105-0004
東京都港区新橋1-6-5 
福田道路株式会社
951-8503
新潟市中央区川岸町一丁目53番地1 
前田道路株式会社
〒140-8665
東京都品川区大崎1丁目11番3号 
松尾建設株式会社
〒840-8666
佐賀市八幡小路1番10号
三井住建道路株式会社
〒162-0055
東京都新宿区余丁町13番27号 
吉川建設株式会社
〒854-0066
長崎県諫早市久山町1442番地1 
事務局
〒671-1242  兵庫県姫路市網干区浜田1633番10 
昭和瀝青工業株式会社 技術センター内
電話:079-273-3555 FAX:079-273-3556 E-mail: shintougata@shoreki.co.jp